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代表理事の挨拶

代表理事のインタビュー

代表理事のプロフィール

吉田 宗興(よしだ むねおき)

吉田さんはなぜ教育を軸においているのですか?

3つの原体験から、自分の使命が教育を通して日本人の幸福度を上げることだと感じたからです。
3つの原体験とは

1つ目の「親が塾をやっていた事による基盤形成」についてお話します。
私の母は公立の小中学生を対象とした学習塾を営んでいました。いわゆる町の寺子屋みたいなものです。そこで僕自身も子供達と触れていたことは今に大きな影響があると思います。
今も忘れられない出来事があります。
母の塾に学習障害系の女の子が入塾し、その子は数学100点中5点の成績でした。この子がいるために、他の生徒が全員辞めるという事が起こったんです。
当時高校生の私は、母に「非効率ではないの?」と生意気ながら指摘しました。すると母から
「いいの。これが私の生き方なの。」
と言い切られました。あ、親ちょっとカッコイイな、と思いましたね。子供の教育に関わる大変さ、やりがいを強く感じたのを覚えています。

2つ目の「高校時代の感動体験」は、
高校生の時、豊島体育館という所で、小学生ミニバスケットボールチームのコーチをボランティアでやらせて頂いたことがあります。
教わる側から教える側に回ってから初めての大会のとき、そこで怪我をしているのに、頑張っているある子供の姿をみて、その夜感動で涙を流しました。
私自身、バスケットのプレイヤーを断念していたのですが、「未練がある状態での指導役」という背景があった中、まさかこのような感動体験が出来ると思っていませんでした。この時、将来は教育の世界に進みたいと強く思いました。

そして3つ目の「社会人教育への危機感萌芽」ですが、
社会人となり、組織・人材開発のコンサルティングに従事していた時の事です。
教育にとても力をいれているお客様がいらっしゃったのですが、そこで私は新入社員研修の講師を行っていました。
その時、ふと「もう決まっているかも」「今社会で役立つ力の授受活動をしても遅いのではないか・・・。」という感覚に襲われました。社会人になってからの教育に限界を感じた瞬間でした。
それまでも私は人材育成が好きで、自分の部でもメンバーの育成に注力し、お客様にも人材育成のプログラムを積極的に提供していました。ただ、一生懸命に取り組めば取り組むほど、人を育てる難しさも感じていました。
様々な思いが積もり積もっていた中、この出来事により、
教育をするなら、もっと早く教育をした方が良いと強く認識しました。

なぜ公立の教育を変えていきたいのですか?

2つあります。
1つ目は「8割のミドル層をなんとかしたいから」
2つ目は「学校教育への問題意識を強く感じたから」 です。

「8割のミドル層をなんとかしたい」についてお話します。
私(代表吉田)の小学校時代は1クラス40名いましたが、名のある大学に行っているのは多くても2割でした。これが日本の縮図であり、8割は平均年収400万を形成する一般家庭です。世帯収入の多い家庭とそうでない家庭の子どもの学力の差が開いているのが現状です。

成熟社会の日本ではこの先GDPは上がることなく、平均年収は更に下がり続ける可能性が高いと考えています。この「稼げない時代」には、物質的な豊かさが発生しづらく、満足感や安心感が担保されにくいのではないでしょうか。

このような社会構造の変化の中、学校教育の場では、時代に合わせた教育を提供しようと粉骨砕身されていると思いますが、変化対応は困難であると感じます。

名のある大学に行ける2割の子達は、まだ稼げるかもしれません。ただ、そういった大学に行っていない8割の子達はこれからどうなるのか・・・。この問題意識が非常に強いです。

2つ目の「学校教育への問題意識を強く感じたから」ですが、
教育会社の営業職で板橋区赤塚の家庭を廻った時の事です。高校受験間際の12月になっても危機感も意欲もない女の子がおり、時代が変わってきている事を実感しました。
他にも、同じような高校受験間際になっても勉強=自分の将来と向き合わない公立中3の子供や家庭を目の当たりにしました。
その際に「学校の先生を頼ることができない」という親の声を多く耳にしたのですが、
様々な要因で、「先生達が責任を負わなくなっている。いや負えなくなっているのではないか!?」と思い、公立小中の学校教育を何とかしなくてはと強く感じました。

様々な体験をさせて頂き、私はライフスキル教育で子供達の成熟社会で生き抜く力を育む」というというミッションを掲げ、そして「公立小中学30,000校に『ライフスキル教育』を導入し、子供達の社会で生き抜くための力を育む」ビジョンを描きました。

ミッションの遂行とビジョンの実現に向けて邁進していきます。

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