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知識をどう学校現場に活用していくか:第4回清二中ビジョン実現プロジェクト

2017.06.22

清瀬第二中「ビジョン実現プロジェクト」の4回目を実施しました。

今回のテーマは前回に続き、「授業の意見交換2」として、授業や生徒とのコミュニケーションをより良くするためのプログラムを実施しました。
前回は先生方からの【「授業の質向上」のアイデア】を基に共有やディスカッションを行いましたが、今回は【民間企業の管理職や官公庁のリーダー層が学んでる知識】を基に、プログラムを進めていきました。

私共は企業向けに研修を行っています。その中から代表的な5つのコンテンツをお伝えしました。

■Growth Mindset・・・成長し、成功するマインドセット
『マインドセット「やればできる! 」の研究』キャロル・S・ドゥエック 著

■フロー体験理論・・・没頭状態(ハマる)を生み出すには
『フロー体験』ミハイ・チクセントミハイ著

■コーチングタイプ分け・・・人によって適切な褒め方は違う
『「ほめる」技術』鈴木 義幸著

■EQとアンガーマネジメント・・・リーダー(先生)の感情は一瞬で伝播する
『ポジティブ心理学』島井 哲志著
『SQ生きかたの知能指数』ダニエル・ゴールマン著

■ABC理論・・・Belief(信念)を自覚し、感情をコントロールすることが重要
『いやな気分よ、さようなら』デビッド・D.バーンズ著

NPOライフスの石川より、上記の重要なポイント(エッセンス)と具体例をお伝えしました。
例えば「Growth Mindset」については、「生徒のテスト結果だけを褒める(叱る)だけではなく、そのプロセスについてもしっかりとコメントを伝える」というように講義を進めていきました。そしてグループ内の共有と「具体的にどう活用するか?」を話し合って頂きました。

先生方の感想は「楽しかったです。心理学には以前から興味があったので」「生徒の事を分かっているつもりだったが、自分に近いタイプの子しか理解できなかったのかもしれない」といった気づきをお話する方が多いように思いました。

教育や心理学に関する研究は進んでおり、本やインターネットで知識を仕入れる事が簡単になりましたが、「学校現場で具体的にどう活用し、どう良くしていくか?」と考えることは難しいと感じています。

時間はかかると思いますが、私共は是非、先生方同士で対話したうえで具体的な解決策を見出して頂きたいと考えております。そのためのサポートを引き続き、実施させて頂ければと思います。

来月も宜しくお願い致します。

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