2018年11月12日「やさしい大人!」
「どんな事でもあきらめない大人!」
「人に何かほこれるものがある人!」
「出川てつろう!体を張ってまで人から笑いをとろうとする所。」
10/3(水)5限目、中1「総合の時間」に、
公教育で初めて授業「ビジョンセッション」がスタートしました。
第1回は「カッコイイ大人は?」です。
付箋に書きながら、様々な声が飛び交います。
ビジョンセッションは、
「自ら夢や目標を創り、実現する力の養成」を目的とした
対話型のワークショップです。
私達NPOライフスは、清瀬二中が掲げる目標
「夢や希望を抱き自信をもって卒業できる学校」
を目指し、2017年4月から清瀬二中に関わらせて頂いてます。
学校外部からの出張授業は素晴らしい活動ですが、
その場での気づきにとどまり、継続的な力の養成には難しい面もあります。
清瀬二中の全生徒が卒業するとき、
「自分は○○がしたい」「自分は○○になりたい」と言える(夢・希望)、
「壁にぶつかった時に乗り越えた経験がある」と言える(自信)。
ひいては、彼・彼女達が今後大人になったときにも
夢や目標を自分で創り、実現できる力を養成する。
これらをゴールとすると、外部団体が出張授業を行うのではなく、
私達は教材(コンテンツ)作成とサポートに徹し、
先生方の手で継続的に授業して頂く形がベストだと考え、
先生方と共に1年半準備してまいりました。
10/3(水)当日の授業を見た時、
先生方それぞれが特色を出し、
授業を仕上げて頂いたことに感動しました。
「こんな素晴らしい場にして頂いて・・・」
と私吉田と深松は恥ずかしながら感涙。
実際に関わり、分かった公教育の実情はここでは語りつくせませんが、
先生方の多忙度は想像以上のものがあります。
先生方には、日々ご多用の中、ここまで仕上げて頂いたことに、
感謝しかありません。本当にありがとうございます。
1年生には今後卒業するまでの2年半、
毎月1回のビジョンセッションを活用しながら、
自分でビジョン(夢や目標)を創り、創ったビジョンの実現に向け、
日常生活で実際に行動してもらう予定です。
ビジョンセッションには、生徒の皆さんに
「楽しい!」「ためになる!」と思ってもらうための
様々な工夫をしていますが、
全員に心からそう思ってもらえるよう、
教材の洗練化・先生方の支援に力を尽くします。
今後とも宜しくお願い致します。
2017年6月22日清瀬第二中「ビジョン実現プロジェクト」の4回目を実施しました。
今回のテーマは前回に続き、「授業の意見交換2」として、授業や生徒とのコミュニケーションをより良くするためのプログラムを実施しました。
前回は先生方からの【「授業の質向上」のアイデア】を基に共有やディスカッションを行いましたが、今回は【民間企業の管理職や官公庁のリーダー層が学んでる知識】を基に、プログラムを進めていきました。
私共は企業向けに研修を行っています。その中から代表的な5つのコンテンツをお伝えしました。
■Growth Mindset・・・成長し、成功するマインドセット
『マインドセット「やればできる! 」の研究』キャロル・S・ドゥエック 著
■フロー体験理論・・・没頭状態(ハマる)を生み出すには
『フロー体験』ミハイ・チクセントミハイ著
■コーチングタイプ分け・・・人によって適切な褒め方は違う
『「ほめる」技術』鈴木 義幸著
■EQとアンガーマネジメント・・・リーダー(先生)の感情は一瞬で伝播する
『ポジティブ心理学』島井 哲志著
『SQ生きかたの知能指数』ダニエル・ゴールマン著
■ABC理論・・・Belief(信念)を自覚し、感情をコントロールすることが重要
『いやな気分よ、さようなら』デビッド・D.バーンズ著
NPOライフスの石川より、上記の重要なポイント(エッセンス)と具体例をお伝えしました。
例えば「Growth Mindset」については、「生徒のテスト結果だけを褒める(叱る)だけではなく、そのプロセスについてもしっかりとコメントを伝える」というように講義を進めていきました。そしてグループ内の共有と「具体的にどう活用するか?」を話し合って頂きました。
先生方の感想は「楽しかったです。心理学には以前から興味があったので」や「生徒の事を分かっているつもりだったが、自分に近いタイプの子しか理解できなかったのかもしれない」といった気づきをお話する方が多いように思いました。
教育や心理学に関する研究は進んでおり、本やインターネットで知識を仕入れる事が簡単になりましたが、「学校現場で具体的にどう活用し、どう良くしていくか?」と考えることは難しいと感じています。
時間はかかると思いますが、私共は是非、先生方同士で対話したうえで具体的な解決策を見出して頂きたいと考えております。そのためのサポートを引き続き、実施させて頂ければと思います。
来月も宜しくお願い致します。
2017年5月18日清瀬第二中の「ビジョン実現プロジェクト」が3回目の実施となりました。先生方には毎月1時間、お時間を確保していただき、大変ありがたいです。
今回のテーマは「授業の意見交換」です。
前回(2回目)で「ビジョンツリー」(「こうありたい」と願う姿や個人の夢)をチームで作成しました。(2回目の記事をお読み下さい)そのビジョンツリー作成で「授業の質」について書かれている先生方が多かったです。この「授業の質」が、ビジョン実現に向けての“幹”になると考えています。ビジョンツリーの幹は重要な部分になりますので、今回はじっくり授業について話し合いを進めて頂きました。
行ったことは3点です。
1.「授業の質向上」のアイデアを書き出す(できるだけ具体的に)
2.「授業の質向上」のアイデアを共有する
3.「授業の質向上」のアイデアについてディスカッションする
今回は、NPOライフスの石川英明がファシリテーションを行い、先生方は自由に授業アイデアを書き出し、共有し、話し合って頂きました。
授業アイデアは、日々先生方が実践しているものです。例えば下記のようなものがありました。
【進め方】
・できるだけ実物を持ってくる、見せる
・黒板の左上に「今日のねらい」を書いておく 等
【生徒を絡めて】
・生徒の良いノートを紹介する
・生徒に先生役をやらせる 等
【興味をもってもらうために】
・学校外で授業する/コスプレをする
・オリンピック等の映像を用いる 等
【コミュニケーション】
・先生に相談しやすい雰囲気をつくる
・歌のテストのあと、一人ひとりにコメントを書いて渡す 等
【アイデアを出すために】
・アイデアを出すために、他の人に授業をしてもらい、自分は見る
・クイズ番組やワンピースやしくじり先生、健康番組を見る、夏休みに必ず研修にいく 等
【モチベイトするために】
・「できなくとも良い」を強調して伝える
・「それができたら、こんなにいいことにつながる」ことをさらりと言ってみる 等
【現状を把握するために】
・定期的にアンケートをとる 等
上記以外にも、日々先生方が実践しているアイデアを沢山書いて頂けたことで、今後の授業に役立つ知見が集まりました。
この用にアイデアを出したあと、先生同士で共有とディスカッションをしていきました。他教科の先生も交えてのディスカッションでしたので、新たな気付きや発見があったのではないでしょうか。
今回から先生方の仕事そのものにフォーカスを当てたプログラムに入っています。学校現場の変革とビジョン実現に向けて、引き続き先生方を支援させて頂ければと思います。
2017年4月8日清瀬第二中で、新入生を迎えた金曜日、2回目のビジョン実現プロジェクトのセッションを行いました。
今回も総勢30名の全教員の皆さんに参加いただきました。
今回の主な内容は、ビジョンツリーの作成とKPT法での振り返りです。
ビジョンツリーの作成では、チームで「こうありたい」と願う姿や個人の夢といったビジョンを思いつくだけ、大小問わず書き出します。皆さん非常に多忙な毎日でも、仕事以外のことも様々出て、先生方の個性がうかがえます。
KPTではkeep-今実践していてこれからも続けたいこと、problem-改善や取りやめが必要な問題、try-新しく挑戦したいことを書き出しました。
キープが比較的多く出たことが印象的でした。グループで対話している姿をみて、キープが多くでるのは、今意識的に取り組めており、仕事に誇りがあるからだとわかりました。
「自分を再確認できた」「授業に精一杯で、事務に不安があったので聞けて良かった」「熱く思い、もがいているのはみんな一緒だとわかった。これから共に頑張りましょう。」
チェックアウトで出ていた言葉です。
そしてわたしの一番の気づきは、やはりどの先生も“生徒のこと”を語る時が一番熱いということでした。
チェックアウトの言葉と、この生徒への想いに、この長いプロジェクトへの勇気をもらいました。
2017年4月5日本日、東京都清瀬市立清瀬第二中学校でスタートしたプロジェクトについてお伝えします。
清瀬第二中学校の荒川校長先生とNPOライフス代表の吉田で、昨年から準備してきたプロジェクトがいよいよスタートしました。その名も「清二中ビジョン実現プロジェクト」です。
清瀬第二中学校の「生徒が、夢や希望をもち自信をもって卒業できる学校」というビジョンを実現する為の、3年間のプロジェクトです。本日はその第1回目で、全30名先生方にご出席頂きました。皆様お忙しい中、本当にありがとうございました。
本日はメインプログラムとして「相互インタビュー」を行いました。プログラムの目的は「先生方同士の関係の質を高める事」です。(MIT ダニエル・キムの「組織の成功循環モデル」より)二人一組となり、私共が用意したインタビューシートに沿ってインタビューして頂きました。
インタビューの内容は、「教師になったきっかけ」「教師としての最高の体験」「日々試行錯誤していること」「教師としての理想、情熱、夢」等です。先生方同士でインタビューをする機会は滅多になく、貴重な場になったと思います。皆様とても楽しそうに、ご自身の教師人生について語り合って頂きました。
本日から3年間、ビジョン実現に向けての少し長い旅(でもあっという間)となりますが、皆様と丁寧に、じっくり対話をしていきながら進んでいきたいと思っております。
何卒、宜しくお願い致します。
2017年3月7日こんにちは。LifeSkillForStudents(NPOライフス)です。 これから私達の「ライフスキル教育」を広めていく取り組みをこのページを通してお伝えできればと思います。 宜しくお願い致します。